毎日ニュースなどでなるべく人との距離を置きなさいという喚起が流れておりますが、車のカスタム、まさにカーオーディオは自分一人で楽しめるパーソナルな遊びです。こんな時こそカーオーディオにできることは多くあるのではないでしょうか。ウィルスにも負けずに頑張って作業させていただいております。
自粛喚起によるご予約キャンセルや、ウィルスによるアメリカ、ヨーロッパ等からのパーツ入荷の遅れなどでご予約や日程の方もめちゃめちゃになってしまっております。お待たせしてしまっているお客様方には大変申し訳ございません。今はできる作業から開始させていただいております。
メルセデスベンツ W176 A45AMG の作業のご紹介になります。
作業の内容はスピーカー交換、サブウーファー取付、アンプ内蔵プロセッサーの取付になります。
W176 の純正スピーカーは少し特殊な形状となっておりスピーカー裏側でリベット止めになっておりますので取り外しも工夫が必要になります。多くの場合は破壊して取り外しさせていただきます。室内にカスなどが入らないように作業いたします。
純正スピーカーを取り外した後に、写真にも写っているスピーカーの裏側にあるリブを切り取る作業を行います。※上の写真はその作業前の写真です。新しいスピーカーケーブルを室内からドア内に通線します。
こちらの A45 はハーマンカードンシステムが付いている車両ですので、純正ハーマンカードンシステムのサブウーファーを撤去し制作したボードにプロセッサーや純正アンプを設置していきます。
いつも通りケーブルや収縮チューブの長さを揃えてカットしています。
電源ケーブルも保護のコルゲートを巻いてエンジンルーム内の固定は工夫しております。熱対策とノイズ対策と固定できるポイントのバランスを考えるのはどんな車でも悩みます。
アンプ内蔵プロセッサーは HELIX P-SIX DSP をお選びいただきました。今後のシステムのグレードアップの可能性が高いオーナー様なので、その際に追加のケーブルや工賃などがなるべく少なくなるようにケーブルは長めに余らせておいて暫定的な固定にしております。現時点ではアンプ内蔵プロセッサーの中ではトップモデルにになる P-SIX DSP ですがチャンネル数が少ないという難点はあるものの、間違いのないご選択かと思います。オプションのUSBモジュールに換装してありますのでダイレクトにUSB接続での再生が可能になります。
スピーカーは morel ELATE Ti 602 をお選びいただきました。インナーバッフルとアルミバッフルの組み合わせにて固定しております。センターキャップ部分からヒシヒシと伝わってきますが結構低い周波数まで再生できる優秀機です。色っぽさと艶っぽさはピカイチです。
ツィーターは加工して純正位置に取り付けてあります。
ドアパネルを戻せば純正の見た目のままです。
サブウーファーは carrozzeria TS-WH1000A になります。パワードタイプのサブウーファーは各メーカーから様々な物がありますが、ほとんどのパワードタイプのサブウーファーでは超低域の再生はできていません。そもそもできないのです。それでも有るのと無いのでは大違いなので合った方が良いのは確かです。この TS-WH1000A は現存するパワードタイプのサブウーファーの中では最も超低域の再生が可能なサブウーファーです。それでも再現しきれない周波数帯の方が多いですが。しかし大きい音が出ません。きっと皆さまが想像される音圧を感じるいわゆる”パンチ” は無いのですが自然とフロントスピーカーと繋がり溶け込む低域が特徴です。低い周波数帯が安定すると中域、高域の音が良くなります。ステージや空間表現も良くなります。もちろんフロントスピーカーでは限界で出せない超低域を再現したい為のサブウーファーですが、低域のクォリティが上がると音全体のクォリティが向上するんです。なので有ると無いのでは大違いになります。
Director はシガー部分にピッタリな寸法で収まりました。ボリューム調整やサブウーファーの強さ、プリセットの切り替えなどの多機能な操作が可能です。
パソコンでサウンドセッティングして完成となります。ハーマンカードンシステムと比較しても、比較できない程に良い音になります。1人の極めてパーソナルな空間で楽しめる酒匂の遊びではないでしょうか。毎日気が滅入るニュースばかりですが、お気に入りの音楽を周りをきにすることなく好きなボリュームで聴いてストレス発散しましょう!
DAP の設置位置作業の宿題の方お待たせしており恐れ入ります。この度はありがとうございました。
本日の一曲
Julietta / Beach Break (KNKS Remix)