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Blog, 純正の見た目のままインストール

BMW F12 M6 カブリオレのオーディオ作業 完成編

2020年3月6日, Author: Applause

BMW F12 M6 カブリオレ オーディオ作業の続きになります。

前回のブログでご紹介した通り、DSP は MATCH PP86DSP をお選びいただきましたので当店では定番のカプラーの端子ごと打ち換えの交換をさせていただきます。

 

ケーブルは全て均等になる様に剥いていきます。

末端は収縮チューブで処理しますが、この長さも同じになる様にカットしています。

MATCH のアンプ内蔵プロセッサーの場合、もともと付属のカプラーはカプラーオンで接続可能なタイプになっておりますが、マルチでスピーカーと接続する際は途中でカットして新たに接続する必要があります。そうなりますとその時点でプロセッサーからスピーカーまでに余分な接点が各スピーカーに1か所ずつ生まれてしまいます。接点無くしてオーディオシステムは完成しませんが接点は必要悪とし、当店ではなるべく接点が少なくなるような工夫をしております。その代表的な施工が当店ではお馴染みのカプラーから端子ごとの打ち換え作業です。そのカプラーに適合する端子を見つけて、新たに交換するスピーカーケーブルごと根元から交換しています。これにより、プロセッサーからスピーカーまでの間、ケーブルのカットやギボシ接続などの接点は無くなり、プロセッサーの基盤からスピーカーの端子まで本当の意味でのダイレクト接続が可能になります。

もちろんデフォルトのケーブルよりもグレードの高いスピーカーケーブルで差し替えておりますので、ケーブル自体の質も向上しております。私の自己満足かもしれませんがこの作業は精神衛生上もとても効果的な施工になります。

F12 M6 は純正アンプが付いてますのでそこから各信号を取り出しました。その際も接続部は2重の収縮チューブで処理しております。

純正アンプにも、少し処理を施してあります。オーディオはたったそれだけのことで音質がガラッと変わります。なのでたったそれだけのことなのですがしっかりと工夫を施した処理をさせていただきました。それを行うと音質が少しクリアになるのです。少しの積み重ねが最終的な音質に響きますのでコツコツとした積み重ねが大切ですね。

スピーカーは morel Hybrid 402 slim をアルミバッフルで固定してあります。BMW はバッフルを固定する3点のネジ受け部分が数ミリ出っ張っていますので、そこから空気が出入りしてしまい音に影響しますのでその隙間もしっかり埋めています。純正のハーネスもスポンジテープでグルグルに巻いて処理してあります。この後少しデッドニングはやり直しました。

ツィーターは純正位置に取り付けております。交換後も見た目は変わりません。

左右シート下のウーファーは morel Virtus nano carbon に交換です、バッフルを制作し取付させていただきました。

こちらも、交換後は見た目の変化はありません。これにて作業は完了です。

オーナー様のいつものシート位置でサウンドセッティングを行います。今回の F12 M6 はカブリオレですのでオープンにしている際は車内と社外の空気が異なる流速で混じり合います。その為混じり合うポイントなどで気圧も当然変わってきます。気圧や空気の速度が変わるという事は音も変わるという事です。そこそこスピードが出ている際は、車内と社外の空気の混じり合うポイントである意味少し壁というか膜というか、外側の早い流速が覆ってくれますが停車時や低速の際は大気解放の様な状態になりますので、そのポイントに気を配りサウンドセッティングを行いました。もちろんクローズ時でも最適に聴いていただけるセッティングになっております。

それにしてもやっぱりカブリオレはゴキゲンですよね~しかも M6 ですから!しっかり音質も進化して更にゴキゲンになった F12 M6 でございます。

これにて完了とはならず、オーダーいただいているゴキゲンな HRE Wheel も入荷しましたので、コーティングしてタイヤ組み込んで装着する日が楽しみでございます!!

本日の一曲

Crazy Ken Band / 香港的士

 

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