良くいただくお問い合わせがあります。それは『apple carplayが付いていない車にapple carplayを付けるにはどうしたらよいのか』というご内容です。ここ数年の年式の車はapple carplayは当たり前の機能として搭載されていますが、2014~2017年モデルの車両だとapple carplayは対応していない場合が多いです。この機能はとても便利ですよね。1度この機能がある車に乗ってしまうと手放せない機能です。
しかし多くの方がapple carplayの機能で誤解をされている点があります。それは NETFLIX や Amazon prime video、Hulu などの動画配信サービスを apple carplay で利用できると思っていることです。
実際はNETFLIX や Amazon prime video、Hulu などの動画配信サービスを apple carplay でナビ画面に映して視聴することはほとんどの場合ムリです。お問合せいただいたお客様のお話を伺っていると apple carplay に対応させれば動画配信サービスをナビ画面に映せると誤解されている方が非常に多いです。それはほとんどの場合、できません。
ではどのようにすればいいかといいますと、”ミラーリング”という手法が必要になります。applec arplay に対応させるにはインターフェースというユニットが必要になりますが、ミラーリングも多くの場合は純正ナビに外部の映像を映すための外部入力が元々ついていないのでインターフェースというユニットを取付しスマホと HDMI で接続してスマホの今の画面をそのままナビ画面に映すというシステムになります。しかし、この方法にも様々な制約や制限があります。スマホのメーカーごとに端子の形状も異なるので、USBケーブルもHDMI ケーブルも何個も端子の形状が異なる物を接続しないといけないので変換が沢山必要になります。スマホによっては充電しながらミラーリングできない機種もあります。工夫でなんとかできる域を超えてしまっているのです。
施工の例ですが、当店で多く施工させていただいているメルセデスベンツの場合は、モデルと年式にもよりますがミラーリングをするにあたりインターフェースは使用せずに、コーディングで外部入力を呼び出します。(ノーマルの状態ではこの機能はありません)そして、純正コマンドシステム本体に直接ケーブルを接続し映像と音声を入力できるように配線をします。そうするとミラーリングが可能となり充電しながらの使用も可能になります。
上記はW205 Cクラス前期モデルで iPhone でミラーリングさせて NETFLIX を視聴している状態です。iPhoneが縦でもナビ画面にはちゃんと横画面表示ができています。
上記は Hulu で視聴しています。
こちらは Amazon prime video です。
これはiPhoneのミュージックアプリです。基本的にミラーリングというのは今のスマホの画面をそのまま映すという機能なので、スマホが縦の状態ならこのように縦の状態のまま映されます。
これはiPhoneのGooglemapです。iPhoneを横にしているのでナビ画面の表示も横表示になります。
音楽アプリやGooglemapの使い勝手では Apple carplay の方が全然使いやすいです。動画の画質もインターフェースを使用してHDMI 入力の方が高画質です。
しかしこの方法でのミラーリングは使い勝手が良く、コストも抑えられて、iPhoneを充電しながら使えて、システムもシンプルで作業時間も早いというトータルでメリットの高い方法です。
当たり前の方法なのでわざわざ紹介するものでもないと思っていましたが、とてもお客様方の反響が多い施工ですのでご紹介させていただきました。
車種やシステムにもよりますが、当店の料金体系ではインターフェースなどの取付よりはお安く施工できます。インターフェースの商品代だけで10万円前後しますので、それに工賃や各種ケーブルなどの必要な物をプラスするとやっぱり20万円前後は必要になりますが、それよりもっとお安く施工が可能です。如何にお得かわかっていただけると思います!!
ありがとうございました。