Mercedes benz S212 E63 ワゴンに kw HAS を取付しローダウンさせていただきました。
メルセデスのSコードのワゴンタイプは従来リアは純正エアサスになっており、フロントは車高調、リアはロワリングキットへの交換でのローダウンになります。
kw HAS の優れている点は、純正のdamperを活かして車高を下げることができる点です。車高調整が可能なダウンサスといった具合になります。純正のスプリング用の皿を外し、車高調整用の機構を組み込みます。これにより純正電子制御ダンパー付きの車両でもエラーを出さずに警告灯もつかない状態で車高を下げることが可能になります。
車高調整のシート部分、スプリング、バンプラバーの交換作業になります。
リアは純正エアサスですので、ロワリングキットを交換して車高を下げます。ロワリング交換するだけなら簡単じゃん!!と思われがちなのですが、切ってあるネジ山を一周するかしないかでも車高が全然変わってくるので、車高調整が結構大変なんです。正直車高調に付け替えて車高調整する手間の方が簡単かもしれません。今回も何度も車高調整いたしました。
同時作業でブレーキパットも前後共交換させていただきました。パットは当店では AMG 車両にはほとんどの場合お選びいただいております、クランツ ジガ プラス という、低ダストで純正よりブレーキの利きが向上する唯一無二のパットになります。
そして今回最も苦労したのがホイールの脱着です。今までで一番大変でした。前後共ハブとホイールの内側のハブ部分の錆が酷く、そもそもホイールが外れません。無理やりこじってホイールを外した形跡がありましたので前回ホイールを外した人も苦労して外した後にそのまま無理やりホイールボルトを締めこんで取り付けてしまったのだと思います。
ハブ部分も、ホイールの内側も4輪ともしっかり錆を落として装着させていただきました。非常に大変でした。錆の部分だけでも数ミリある程、厚みのある錆でした。
無事に施工完了です。この度はありがとうございました。
本日の一曲
宇多田ヒカル / One Last Kiss